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zoom RSS 金曜日の旧市街、ヴィア・ドロローサ。(エルサレムA)

<<   作成日時 : 2011/04/13 12:57   >>

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 エルサレム旧市街へと通じる門は全部で8つあり、僕らはその中の『糞門』を通過して内部に入った。
 すごい名前だ。昔はこの門から汚物を運搬していた事に由来するとか。

 すると今までいたオリーブ山周辺とはまた、空気感が異なっていることに気がついた。

 初めて、道往くユダヤ教徒の姿も目の当たりにした。
 
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 黒ずくめの服装に、もみあげを伸ばした独特のスタイル。なんだか可愛らしくさえ思えた。
 
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 ユダヤ人地区を通り、まずはイエスが息絶えた地『ゴルゴダの丘』とされる場所に建てられた聖墳墓教会へ。
 
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 ここは間違いなく、キリスト教徒にとって最も重要な聖地だろう。
 4世紀前半に、コンスタンティヌス1世によって建設を命じられた。

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 今まで見た中でも、群を抜いて一番大きな教会だ。

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 教会に入ってすぐの場所には、十字架から下ろされたイエスの亡骸に香油を塗ったとされる岩がある。

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 最深部には、これまた巨大なイエスの墓。内部には小さな祭壇がある。

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              イエス・キリストの墓。

 
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 旧市街内部を散策。

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 城壁の内側はユダヤ教区・キリスト教区・イスラム教区・アルメニア人地区の4つに区分けされており、それぞれに異なった特色をもつ。
 
 
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 ダマスカス門周辺を中心としたイスラム教区には露店が立ち、宗教用具や食料品、生活用品・土産物まで、なんでも集まるスーク(市場)となっていて活気に満ちていた。
 
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              ユダヤ人を茶化した? モチーフも。


 かたやユダヤ人地区はヨーロッパ調の街並みが連なり、穏やかな空気が流れているように感じた。
 
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 そして嘆きの壁へ。
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 ここは、ユダヤ教で最も神聖な建物であったエルサレム神殿の外壁の一部が残ったもの。

 
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 ソロモン王は紀元前960年頃に、現在『神殿の丘』と呼ばれている地にユダヤの神殿を建てた。
 破壊され再建されたエルサレム神殿は、新約聖書にたびたび名前が登場するユダヤの王、ヘロデによって紀元前40年頃に改築される。

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 しかし紀元70年ローマ総督ティトスにより、ヘロデ王が改築した第二神殿が破壊された。

 神殿崩壊後、ユダヤ教徒のエルサレムへの立ち入りは禁止される。
 ユダヤ人は年に1度許可されているエルサレムへの帰郷の時、部分的に残った第二神殿の西側の外壁に集まり、神殿再建と救世主(メシア)の来臨を祈るようになった。それが現在の『嘆き』の姿に通じる。

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 熱心なユダヤ教徒たちが、頭を揺らしながら旧約聖書を読み、祈りを捧げている。不思議な光景だった。
 
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 敷地内にはハットや、キッパと呼ばれるコースター型の帽子を被らないと入れない。僕ら無宗教の観光客用に、紙製のキッパが用意されていた。

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 そして壁のすぐ上には、イスラム教の聖地『岩のドーム』が聳えている。

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 キリスト教の聖地、聖墳墓教会もすぐ近く。

 3つの宗教が混在していて、複雑な力同士がそれぞれ蠢いているようだ。少なくとも、融合や共存というのとは若干違う気がする。



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 毎週金曜日、16時にスタートする『ヴィア・ドロローサの行進』を見に行った。ここからは大介くんも合流。
 
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 紀元30年頃、イエス・キリストはローマのユダヤ提督ピラトにより十字架刑を言い渡された。

 エルサレム旧市街の東、ライオン門から旧市街の中心部へと続く道は、イエスが茨のトゲのある冠を被され重い十字架を担ぎ、ゴルゴダの丘へと向かったとされる道で、ヴィア・ドロローサ(悲しみの道)と言われている。

 
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 イエスが十字架を背負わされて歩いた道のりを再現し、その時のエピソードをスピーチしながら行進する。伝統的な行事だ。
 
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 数百人がぞろぞろと、細い路地を行進していく。まるで巨大なツアーだ。
 
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 ヴィア・ドロローサには全部で14のポイントがあり、ここを巡礼するキリスト教徒たちは一つ一つの場所でイエスの歩みを偲ぶ。

 
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 近くのモスクからは、アザーン(イスラムの祈りの経文)の調べが流れていた。不思議な空間だ。

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 行進のゴールは聖墳墓教会。イエスの体が磔にされ、埋葬されるまでを辿る。


 帰り道にはエッケ・ホモ教会を見学。ここで今日初めての入場料、5NISを支払った。
 
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 そう、オリーブ山周辺を含め、ここまでの観光ポイントは全てが入場無料。素晴らしいです。
 ちなみに『エッケ・ホモ』とは、ラテン語で「見よ、この人を!」の意で、ピラトがイエスを指して言った言葉。教会はヴィア・ドロローサの出発点にある。


 そしてこの日、2度目となる嘆きの壁へ向かった。
 
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 金曜の夕暮れ後が特に、ユダヤ教徒が大勢集結して凄いものが見られると聞いていた。
 休息日(シャバット)がはじまる金曜は、ユダヤ教徒にとって祈りの日なのだ。

 まだ日のある時間だったので3人で話しながら待っていると、だんだんと凄いことになってきた。

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 何処からともなく、ワラワラと集まってくる正統派ユダヤ教徒の男達。

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 彼らが被っている帽子に目をやると、街で多く見るシルクハット型の人よりもドーナツ型の人たちの方が多くなってきた。
 
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 自分の目の前にある光景が、僕はだんだん信じられなくなってきた。
 
 
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