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zoom RSS オリーブ山周辺(イスラエル エルサレム@)

<<   作成日時 : 2011/04/10 05:59   >>

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国名:イスラエル国
首都:エルサレム(事実上)
言語:ヘブライ語・アラビア語
時差:JST-7.5, UTC+2
通貨:イスラエル新シェケル ¥25≒1ILS



 その日は早朝から起床。隣ベッドのシュンくんを起こし、いよいよイスラエルに向けて出発する。

 ヨルダンとイスラエルの国境、キングフセイン橋に到着した。
 
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 さて、イスラエル入国といえば、とにかく難関である事で有名。
 
 まずはスタンプの問題がひとつ。
 パスポートにイスラエル入国の証拠が残っていると、敵対関係にある(ヨルダン・エジプトを除く)近隣アラブ諸国への入国が不可能となってしまうのだ。

 具体的にはアルジェリア・イラク・イエメン・サウジアラビア・シリア・スーダン・リビア・レバノン。これらの国々に、パスポートを更新しない限り訪れることが出来なくなってしまう。それは辛い。

 そこで、多くの旅行者が使用する決まり文句がこちら。

 「No stamp,Please.」

 この意思をヨルダン出国とイスラエル入国の際に伝えることで、係員はパスポートにスタンプは押さず、別紙へと押印してくれるのだ。

 またイスラエル入国の際には荷物預かり証のシールをパスポート裏に貼られてしまうので、それも奇麗に剥がしておかないといけない。
 
 嫌がらせのように、ベッタリと貼られるシール。アンマンの宿にはその対策としてシール剥がしスプレーも常備されていた。


 「ノースタンプ、プリーズ。」

 この台詞を実際に口に出す時には少し緊張し、噛みそうになってしまった。


 イスラエル入国が難関とされているもう一つの理由に、その審査の厳しさがある。

 特に先述したようなイスラム諸国への入国記録があると、それについて執拗な質問責めに遭うという。
 中には別室に誘導されて面談させられたり、入国拒否を食らった旅仲間もいた。

 
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         見事に入国拒否の烙印を押された、友人ノブくんのパスポート。


 僕もイラン・シリア・レバノンへの入国記録があるので、もしかしたら別室行きもあるだろうと気を揉んでいた。

 実際にはイミグレの女性職員は友好的で、来訪予定地や滞在日数など、いくつかの質問をされたのみで通過できた。きっと僕は運が良かったのだろう。

 同行していたシュン君は荷物の赤外線検査で理由もなく引っかかり、しばらく待ちぼうけを食らわされていた。

 それでも今までで一番煩わしい国境であった事は確かで、結局3時間を出入国手続きに要した。


 何はともあれ、イスラエルへと入国! 
 この時点で、すでにちょっとした達成感を感じていた。

 国境からダマスカス門へ行き、早速そこからアラブバスでオリーブ山へと向かう。
 
 オリーブ山は、旧市街東側に位置する、800mほどの小さな山。
 旧約聖書において、最後の審判の日に神が立ち死者がよみがえる場所とされている。そのため、ここには墓地が多く作られるようになった。
 山には古くからオリーブ畑が多かったため、この名で呼ばれるとの事。


 目的の宿は、山頂付近にある『イブラヒム・ピースハウス』

 住民に尋ねながら到着すると、想像以上に普通の民家のようだった。
 
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 日本並みに物価の高いイスラエルにあって、この宿はすべてを宿泊者からのドネーション(寄付金)で賄っている。朝夕の食事も付いているのが大きい。

 そしてここには大介君がいるというのも、僕がこの宿を訪れた理由のひとつ。インド以来4ヶ月ぶりの再会。

 相変わらず基本的にはルンギ(インドの布)一枚で生活しているようだった。イスタンブールなどの奇麗な街では、さすがに浮いていたとか。


 久しぶりに会う大介君にはアイテムがふたつ、増えていた。
 
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 インドで手に入れて練習したというディジュリドゥ。元々はアボリジニの楽器らしい。

 そして何故か手には常に『聖書のすべて』という分厚い本を持つようになっていた。
 
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               死海にて。


 「敬虔な信者みたいでしょ」と言っていた。


 宿の屋上からは、エルサレム旧市街が見渡せる。岩のドームがひと際、その存在感を放っている。

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 ここが特別な場所であるというのは、流れている空気感で嫌というほどに伝わっていた。


 僕は今、あのエルサレムにいる。
 ワクワクするような、新鮮な気持ちを取り戻して。



 翌日にはオリーブ山周辺のポイントを、シュン君と共に観光。
 
 あまり地図やガイドブックを調べず直感で行動することの多い僕にとっては、シュン君はこれ以上ないパートナーだった。
 小まめに地図で現在地を確認し、ルートを決めてくれる。

 僕らは見学可能な場所、すべてを見て周った。
 オリーブ山周辺には、イエスに造詣の深い歴史的な教会や聖域が、数多く存在する。



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 昇天教会。
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 教会内には復活したキリストが、オリーブ山頂から昇天した際に付いたとされる足跡がある。



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 主の祈りの教会。
 
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 内部にはイエスが説いた祈りを、世界の各言語で書いた石碑が並んでいる。



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 主の泣かれた教会。

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 山の斜面に建ち、旧市街が見渡せる。イエスはここから、エルサレムの破滅を案じて涙を流したという言い伝えがある。



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 マリアの墓の教会。
 
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 ゲッセマネの園。

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 キリストが人類の運命をかけて血の汗を流し、神の前に祈りを捧げたと言われる場所。イエスが最後のエルサレム滞在中に夜を過ごし、弟子たちに説教を行った場所とされている。



 
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 万国民の教会。モザイクのファサード(正面装飾画)が美しい。
 
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 マグダラのマリア教会。週2回、数時間しか開いていないレアな教会。イエスの死と復活を見届けた証人とされている。

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 映画『ダ・ヴィンチ・コード』では、彼女はイエスと結婚していたという説が展開されていたのは記憶に新しい。


 
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 オリーブ山と旧市街を結ぶ、ケデロンの谷。

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 ユダヤ教徒の古い墓が並ぶ。



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 園の墓。

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 真のゴルゴダの丘、とも云われる。
 しゃれこうべの形をした岩壁が見える(写真中央やや右)。




 ……と、さすが聖書に出てくるほとんどの舞台があるイスラエル。重要な意義をもつ聖地が、あちこちに点在している事に驚かされる。
 
 だって、比較的こじんまりとしていてスッと通り抜けてしまいそうになりけれど、あの『聖母マリアの墓』ですよ。
 僕はクリスチャンではないけれど、その重要性や神聖さはおのずと伝わってきた。

 逆に言えばこの場所は、敬虔な信者が訪れたらもっと感動は大きいだろうし感慨深いんだろうと思う。


 そしてこの日は、エルサレムが最も熱いという金曜日。

 満を持して、旧市街へと突入した。



 そこで僕らは、衝撃的な光景を目の当たりにすることになった。

 そう、エルサレムは、キリスト教徒にとっての聖地だけではないのです。



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