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zoom RSS 再び住所不定無職、家事手伝い。(テヘラン)

<<   作成日時 : 2011/03/25 12:53   >>

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 これ以上の迷惑はかけられないと、啖呵を切って? 飛び出してきたテヘラン。

 しかし僕はまた、ここに戻ってきた。テヘラン、エラヒエ地区。


 これには理由がある。
 外国人の自由旅行は解禁されているとはいえ、未だ厳しい戒律に縛られているイラン。
 
 どうやら僕の身に何かあった場合の責任の所在云々の関係で、大使館から旦那さんの会社に通達があったらしい。
 僕が前回テヘランに滞在している際に、どういったルートからかは分からないが情報が回ったようだ。

 これにより僕は、イラン滞在中の行動予定を明確にして、出国する前にはもう一度K宅に『保護』してもらう必要性が生じた。

 「自由を謳歌するのも一苦労ですね」とは旦那さんの言葉。



 とはいえ、この知らせを聞いて少しホッとしたというのが僕の本音。

 もう一度あの場所に戻れるのが、とても嬉しかった。



 唐突ですがここで、イランの食事情の話題へと移りたいと思います。
 イランの街中において僕ら貧乏旅行者でも、安く手軽に食べられるものといえばこれ。

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 ハンバーガー。

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 ぐるぐるチキン。
 
 
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 サンドウィッチ(ケバブ)。



 以上。




 ……本当にこれで以上なんです。


 とにかく外食産業の発達していない国、イラン。

 僕らが食べられるものの選択肢といえば、上記3つのうちのどれかということに集約されてしまう。
 他にも種類はあることはあるが、どれを選んだところで『肉とパン』だ。


 今まで当ブログでは、盛んにイラン人の親切さであるとか観光地の美しさ、移動費の安価さを謳ってきたところだが重大な欠点がここにある。
 
 『メシがつらい』のだ。


 イランを2週間周遊してきた僕は、食の枯渇状態に陥っていた。
 脂っこくなくさわやかな料理(例・和食)に飢えていたのだ。

 K宅を再訪できるのにホッとした、もうひとつの理由はここにあった。
 まさに『旅のオアシス』のような場所にあるK宅。有り難いかぎりです。


 地下鉄で降りる駅を間違えて、汗だくになりながらも到着。

 「ちわー、宅急便でーす。」

 いつものように小ネタを挟みつつ、K宅のインターフォンを鳴らした。

 そして祐子さんもいつものように「はいはい」と素っ気ない返答。


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              汗、だくだくで帰宅。


 「ただいま!」ようやくここに、帰って来れた。

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手土産にはエスファハン名物のお菓子、ギャズを持ってきた。

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         買ってすぐに、こっそりひとつつまみ食い。中にはピスタチオ。美味!


 「ギャズ、おひとついかがギャズか?」

 と、ずっと考えていたネタをしつこく繰り返したが、案の定「はいはい」と流された。

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         身も心も温まった、鍋料理。



 ここに戻って来たことで、果たすべき責務は終えたはず。
 あとはいつ、再出発をしても良いはずなのだがしかし。

 僕はまたここから1週間、御厄介になるのであった(笑)。
 恵まれた環境へと一度腰を落ち着けてしまうと、動き出すのは至難の業なのだ。



 W杯日本戦決勝トーナメント。再びフェイスペインティングを施して会社の皆さんと応援したり。

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          敗戦直後の、落ち込んだ猫男爵。



 
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 駐在員奥様方による『ハノメ麻雀会』に飛び入り参加させてもらったり。


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 テヘラン日本人会主催の、テニス大会の応援に行ったり。

 
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 ゲームセンターでたまたまダーツを見つけて、祐子さんと久々に勝負したり。

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 祐子さんは僕がダーツバーで働いていた時代の、元常連さんなのです。



 そしてすっかり配置も憶えたキッチンに入ることもしばしば。


 住所不定無職、家事手伝い。

 なんだかこの上なく没落した響きだが、とても幸せな生活だった。



 『旅人モード』に気持ちを切り替えるには、少し時間がかかってしまいそうだ。

  
 再出発の日。バックパックを背負ってみると、馬鹿みたいに重かった。


 「テヘランに来たら、また寄ってね。…そりゃないか。また日本で!」

 旦那さんは、最後まで寛大で気丈なままだった。すごい人です。


 「本当に、ありがとうございました」と言った途端に、涙が溢れそうになってしまった。

 その様子を見て祐子さんは笑ってた。



 笑顔で手を振って、バスに乗り込む。


 カーテンの隙間から少し覗いた祐子さんの横顔は、少し淋しそうだった。


 旅の後半戦、スタート。


 でもまだ気持ちは、切り替えたくない。もう少し思い出にも浸っていたい。


 サヨナラ、マタイツカ。





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